― 選挙で必ず出てくる「定番フレーズ」を疑う
選挙になると、必ず聞くこの言葉。
「消費税は、社会保障のために使われています」
なんとなく
「そうなんだろうな」
と思っている人も多いはずです。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
- 年金は減る
- 医療費の自己負担は増える
- 介護保険料は上がる
本当に、消費税は社会保障を良くしているのでしょうか?
結論から言うと…
制度上は社会保障に使われている
でも、あなたが想像している形ではない
これが一番正確な答えです。
まず知っておくべき前提
消費税は「目的税」ではない
ここ、超重要です。
消費税はよく
「社会保障目的税」
のように語られますが、実際は違います。
消費税は「一般財源」
- 国の収入は一つの財布に入る
- そこから、必要な支出に回される
- 消費税だけが特別に分けられているわけではない
👉 お金に色はついていない
これが現実です。
じゃあ「社会保障に使う」って何?
これは法律上のルールです。
消費税収は、社会保障4分野に充てることになっている
社会保障4分野
- 年金
- 医療
- 介護
- 子育て支援
ただし重要なのは、
👉 「新しいサービスを増やす」ではない
実際に何に使われているのか?
ほとんどの場合、
- 高齢化で自然に増える社会保障費
- すでに約束している年金・医療費
これを維持するための穴埋めです。
つまり、
消費税がなければ、
もっと削られていた可能性が高い
という使われ方。
【具体例】イメージしやすくすると…
- 社会保障費:毎年+3〜4兆円ずつ増加
- 消費税増税分:その増加分を埋める
👉 プラスを生む税ではなく、マイナスを防ぐ税
だから私たちは、
「消費税が増えた実感」
はあっても、
「社会保障が良くなった実感」
を持てないのです。
なぜ「全部社会保障に使ってます」と言うのか?
理由は3つあります。
① 国民の反発が一番少ない
「将来のため」と言われると反論しづらい。
② 高齢者層に刺さる
投票率が高い層への強いメッセージ。
③ 他に説明しにくい
「借金返済です」とは言えない。
実は重要な裏の役割
国の借金を増やさないため
消費税がなかった場合、
- 社会保障費は確実に増える
- 財源がなければ国債発行
👉 将来世代へのツケ
消費税は、
社会保障を守る
+
借金の爆発を防ぐ
という、地味だが重い役割を担っています。
じゃあ「消費税減税」は危険なのか?
ここも誤解が多いところです。
- 一時的な減税
- 期間限定
- 財源をセットで示す
この条件があれば、
必ずしも悪ではありません。
問題なのは、
「下げる」だけ言って
「その後」を語らないこと
結局、国民が見るべきポイント
選挙でこのフレーズが出たら、
ぜひこう問い直してください。
- どの社会保障に?
- 今より良くなるのか?
- それとも現状維持なのか?
- 将来の負担は誰が背負うのか?
まとめ:ウソではないが、真実でもない
- 消費税は制度上、社会保障に充てられている
- しかし多くは「増え続ける支出の穴埋め」
- だから生活実感が良くならない
- 選挙では、このグレー部分が語られにくい
「使われているか」ではなく
「どう使われているか」
ここを見るだけで、
選挙の見え方がガラッと変わります。


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