✅ この記事を読むとわかること
- なぜ「年金頼み」は危険なのか
- 老後資金を守るインカム投資のメリット
- 高配当株やREITなど具体的な投資方法
- 老後に失敗しないための注意点
1. なぜ「年金頼み」は危険なのか?
少子高齢化が進む日本では、公的年金の財政がますます厳しくなっています。
厚生労働省の将来推計では、現役時代の収入に対する年金受給割合(所得代替率)が50%を下回ると予想されています。
例えば、現役時代に月30万円稼いでいた人なら、年金受給額は15万円以下になる可能性も…。
生活費のほとんどを年金に頼るのは、もはやリスクです。
これからは、「自分年金」=自分で作る安定収入源が必要です。
2. 老後資金を守る「インカム資産」とは?
インカム資産とは、配当金・利息・分配金など、保有するだけで定期収入を生む資産のことです。
老後にインカム資産が向く3つの理由
- 定期収入で生活費を補える
配当金や分配金が毎月・毎年入るので、年金にプラスして生活費をカバーできます。 - 資産を取り崩さずに済む
元本を減らさず、配当だけで生活費を補えるため、長寿リスクに強い。 - インフレ対策になる
物価が上がっても、企業業績や賃料に連動する資産は、預金よりインフレに強い特徴があります。
3. 老後を守るインカム投資の具体例
✅ ① 高配当株投資
- 国内株例:JT、三菱HCキャピタル、オリックス(配当利回り4〜6%程度)
- 米国株例:P&G、ジョンソン&ジョンソン、コカ・コーラ(連続増配実績あり)
ポイント:
高配当株は業績が安定している企業を選ぶことが重要です。増配傾向がある企業が理想。
✅ ② ETF(上場投資信託)
個別株よりもリスク分散が効き、初心者にもおすすめ。
- 国内ETF:「MAXIS高配当日本株(1489)」
- 米国ETF:「VYM(バンガード米国高配当)」「HDV」
ETFは数十〜数百の銘柄に自動分散されているので、1銘柄が業績悪化しても影響が小さいです。
✅ ③ REIT(不動産投資信託)
オフィスビルやマンションからの賃料収入を配当として受け取れる投資信託。
- 日本REIT例:日本ビルファンド、ジャパンリアルエステイト(利回り4%前後)
- 海外REIT例:米国の「VNQ」など
✅ ④ 債券・社債
リスクを抑えたい人は、国債や高格付け社債も検討しましょう。
ただし、利回りは株式やREITより低めです。
4. インカム投資の注意点
- 高利回りに飛びつかない:利回りが極端に高い銘柄は減配・破綻リスクが高い
- 分散投資が必須:1つの銘柄に集中せず、株・ETF・REITを組み合わせる
- 税金対策を考える:NISAやiDeCoを活用すれば、配当金や運用益の税負担を減らせます
5. 結論:年金に頼らず「自分年金」を作ろう
公的年金だけに頼る時代は終わりつつあります。
今から高配当株やETF、REITなどのインカム資産を積み上げることで、老後も配当金という「自分年金」を確保できるでしょう。
老後資金作りは早ければ早いほど有利です。
まずは少額からでも始め、**「資産が資産を生む仕組み」**を作りましょう。
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