ここ数日の為替市場、本当に動きが激しいですね!
ドル円相場は一時152円台まで急激な円高が進み、160円台から一気に約7円近くも円高へ振れる展開となりました。
「せっかく積立しているS&P500やオルカンの評価額が減っちゃった…」
「このまま円高が進むなら、一度売却したり積立を止めたりした方がいいのかな?」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ここで慌てて投資を止める必要はありません。
今回は、この急激な円高がS&P500・オルカン・金積立などの外貨資産にどんな影響を与えるのか、そして投資家が今どんな姿勢で臨むべきなのかを分かりやすく紐解いていきます!
なぜ今、急激な円高が起きているの?
今回の円高は、単に「日本経済が突然強くなったから」というわけではありません。
- 日銀の追加利上げ観測
- 日米の金融政策に対する市場の思惑
- 円安是正への期待や政策発言
- 投機筋による「円売りポジション」の巻き戻し・キャリートレードの縮小
といった様々な要因が複雑に絡み合った結果です。
「1ドル160円前後が当たり前」だと思っていたところに急に152円〜153円台がやってきたため、心理的なショックも大きく感じられますよね。
① S&P500への影響:「株価下落」と「為替の影響」は別物!
ここが最も重要なポイントです!
投資信託の基準価額が下がっているのを見ると、「米国株が暴落した!」と勘違いしがちですが、実は米国株自体はまったく下がっていなくても、円高になるだけで日本円ベースの評価額は下がります。
- 100ドルの資産を持っている場合の例え
- 1ドル=160円のとき:16,000円
- 1ドル=152円のとき:15,200円
株価そのものが1円も動いていなくても、為替が160円から152円になるだけで日本円での評価額は約5%ダウンしてしまいます。
つまり、S&P500などの外国株ファンドを円で持つということは、「米国株への投資」と「ドル円の為替リスク」の2つをセットで持っているということなのです。
② 「オルカン」や「金積立」はどうなる?
全体への影響(オルカン)
オルカン(全世界株式)は米国以外の国にも分散されていますが、外国株の比率が非常に高いため、基本的にはS&P500と同様に円高が評価額の押し下げ要因となります。
金(ゴールド)積立の場合
金価格は基本的に「ドル建て金価格 × ドル円」で決まります。
そのため円高はマイナス要因ですが、現在は地政学リスクやインフレ懸念などを背景に、ドル建ての金価格自体が非常に力強く買われている局面にあります。
「円高によるマイナス」を「金自体の値上がり」がカバーしている状態になっており、株とはまた違った力強さを見せています。
③ 円高は悪いことばかりじゃない!積立投資家にとっての「二面性」
「評価額が減る=悪」と思いがちですが、積立投資においては見方が変わります。
円高になると、「外国の優良な資産を、以前より安い日本円で買えるようになる」という大きなメリットが生まれます。
- すでに持っている資産 ➔ 円高で評価額が下がる(短期的なマイナス)
- これから毎月買っていく資産 ➔ 円高のおかげで安く仕込める(将来のプラス)
同じ10万円を積立購入する場合でも、円高の時期の方がより多くの口数(数量)を購入することができます。長期投資においては、「円高=バーゲンセール期間」と捉えることもできるのです。
④ 今、積立を止めるべきではない理由
「もっと円高が進むかもしれないから、一度積立を止めようかな…」と考えるのも自然な心理です。
しかし、為替の短期的な動きを正確に予測することは誰にもできません。
152円から145円まで進むかもしれないし、急に反発して再び160円に戻るかもしれません。「円高だから止める」という判断をしてしまうと、せっかく外国資産を安く買えるチャンスを自分から逃してしまうことになります。
あえて未来を「当てにいかない」ことこそが、積立投資で成功するための最大のコツです。
まとめ:各資産の役割を再確認しよう
今回の急激な相場変動は、自分のポートフォリオ(資産の組み合わせ)の役割を確認する良い機会です。
| 資産 | 役割と今回の相場での位置づけ |
| S&P500・オルカン | 【攻めの資産】 世界や米国の成長を取り込む。円高局面は安く仕込めるチャンス! |
| 金(ゴールド) | 【守りの資産】 通貨価値の下落や地政学リスク、株安に対する保険。 |
| 現金 | 【生活防衛資金】 相場の荒波が来ても動じずに暮らすための土台。 |
為替は予想するものではなく、上手に付き合っていくもの。
株価は当てるものではなく、淡々と積み立てていくものです。
「円安だったから増えていた時期」から、「円高になっても淡々と積み立てを続けられるか」という次のステージに入ったと考え、ブレずに自分のペースを守っていきましょう!


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