株価が暴落する。
ニュースは不安を煽る。
SNSには悲鳴が溢れる。
証券口座を開けば真っ赤な数字が並ぶ。
そんな時、多くの人はこう思います。
「資産が減った……」
「投資なんてやらなければ良かった……」
しかし、長期積立投資を続けている人の中には、まったく違う反応をする人がいます。
それが、
「バーゲンセール来たー!」
という反応です。
投資を始めたばかりの人から見ると、不思議に見えるかもしれません。
なぜ資産が減っているのに喜べるのでしょうか。
そこには長期投資の本質があります。
10年後、20年後の自分への仕送り
私は積立投資を考える時、
「未来の自分への仕送り」
というイメージを持っています。
毎月積み立てるお金は、
今の自分が使うお金ではありません。
10年後。
20年後。
あるいは老後の自分が使うお金です。
つまり、
毎月の積立は未来への送金作業なのです。
株価が高いときと安いときの違い
毎月3万円を積み立てるとします。
株価が高い時はどうなるでしょうか。
3万円で買える口数は少なくなります。
一方、
株価が安い時はどうでしょう。
同じ3万円でも、
より多くの口数を購入できます。
つまり、
未来の自分への仕送りの量が増えるのです。
株価が高い
3万円
↓
少ない口数
↓
将来の増加余地は限定的
株価が安い
3万円
↓
大量の口数
↓
将来の増加余地が大きい
これがドル・コスト平均法の基本原理です。
スーパーの特売は喜ぶのに
少し考えてみてください。
スーパーで牛肉が半額。
お米が2割引。
テレビが30%オフ。
こういう時は多くの人が喜びます。
当然です。
同じお金でたくさん買えるからです。
ところが、
S&P500やオルカンが20%下落すると、
突然怖くなります。
本当は同じことなのです。
将来も買い続ける予定の商品が安くなっただけ。
それなのに株価だけは恐怖を感じてしまう。
これは人間の心理として自然ですが、
長期投資家はこの感情を少しずつ乗り越えていきます。
本当に重要なのは評価額ではない
投資初心者の頃は、
毎日証券口座を開いてしまいます。
資産が増えた。
減った。
一喜一憂する。
誰もが通る道です。
しかし長期投資家になると、
見るポイントが変わります。
「いくら増えたか」
ではなく
「何口増えたか」
に注目するようになります。
将来の果実を生み出すのは、
今の評価額ではありません。
保有している口数です。
口数が多ければ多いほど、
未来の資産形成は有利になります。
だから下落局面は、
口数を増やす絶好のチャンスなのです。
暴落は敵ではなく味方
もちろん暴落が楽しいわけではありません。
口座残高が減るのは気分の良いものではありません。
しかし、
積立投資を続ける現役世代にとっては、
暴落は未来の資産を増やすための重要な期間でもあります。
実際、
過去の大暴落の後には必ず回復局面が訪れてきました。
ITバブル崩壊
リーマンショック
コロナショック
そのたびに市場は悲観一色になりました。
しかし長期的には企業は成長し、
経済は拡大し、
株価も高値を更新してきました。
歴史が証明している事実です。
投資で勝つ人は予想が上手い人ではない
投資で成功する人というと、
相場を読む天才を想像しがちです。
しかし実際には違います。
成功する人の多くは、
ただ続けた人です。
暴落で逃げなかった人です。
積立を止めなかった人です。
市場に居続けた人です。
投資の世界では、
才能より継続が勝つことが少なくありません。
まとめ|暴落時の合言葉
株価が下がる。
ニュースが騒ぐ。
SNSが悲観論で埋まる。
そんな時こそ思い出したい言葉があります。
「今の下げは、10年後、20年後の自分への仕送りを安く買えるチャンス」
という考え方です。
現役で積立を続けている人なら、
暴落は必ずしも悪いことではありません。
むしろ未来の資産形成にとっては重要な仕込み期間です。
だから次に暴落が来たら、
少しだけ考え方を変えてみてください。
「終わった……」
ではなく、
「バーゲンセール来たー!」
そう思えるようになった時、
あなたはもう立派な長期投資家の仲間入りです。
筆者のひとこと
若い頃の私は、株価が下がるたびに不安になっていました。
しかし積立投資を続けるうちに気づいたのです。
本当に怖いのは暴落ではなく、
暴落で積立をやめてしまうこと。
市場から退場してしまうこと。
未来の自分への仕送りを止めてしまうことです。
今日も相場は上がったり下がったりしています。
でも私がやることは変わりません。
淡々と積み立てる。
そして暴落が来たら、
少しだけ笑いながらこう思うのです。
「バーゲンセール、ありがとうございます。」


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