家計簿をつけると、収支の可視化によってお金の使い方が改善される…と分かっていても、「毎日つけるのは面倒」「三日坊主で終わった」そんな声も少なくありません。
そこで今回は、家計簿が苦手な人でも続けられる、簡単で実用的な家計管理法をご紹介します。
なぜ家計簿は続かないのか?
まず、多くの人が家計簿を挫折する理由を考えてみましょう。
- 毎日の記録が面倒
- 細かく書こうとしすぎて疲れる
- 完璧を求めすぎる
- 書いたことで満足し、見直さない
これらの理由から、家計簿は「やらなきゃいけない作業」になりがちです。
家計簿に代わる!3つのシンプルな管理法
① 週1記録でOK!「ざっくり家計簿」
1週間に1度、支出のカテゴリごとに合計金額だけをメモします。
例えば:
- 食費:8,000円
- 日用品:1,500円
- 趣味・娯楽:3,000円
レシートがあればそれをまとめて確認。なければ「大体これくらい」でOK。
週に1度の“振り返り”習慣が身につきます。
② 封筒・財布分け「予算現金管理法」
使うお金をあらかじめカテゴリごとに分けて管理する方法。
たとえば:
- 食費:2万円(封筒A)
- 交際費:5,000円(封筒B)
- 雑費:3,000円(封筒C)
使い切ったら終了。現金の残量が「見える化」されるので、家計簿なしでも管理できます。
③ 支出の記録はしない!「貯金ベース逆算法」
月初に先取り貯金をし、残ったお金で生活します。
- 給与20万円
- 先取り貯金:5万円
- 残り15万円で生活
つまり、支出管理よりも「いくら貯金できたか」を重視する考え方。
「残高が減っていなければOK」という超シンプル管理。
デジタル派には「自動家計簿アプリ」もおすすめ
アプリ連携で、クレカ・口座・電子マネーの履歴を自動で集計してくれる便利な家計簿もあります。
- マネーフォワード ME
- Zaim
- Moneytree
「入力ゼロ」が魅力。使った金額を見るだけでも意識が変わります。
家計管理は「続けられる方法」が正解!
家計簿は目的ではなく手段です。
自分が続けやすい形で、少しずつ「お金の流れを把握する習慣」を持つことが何より大切です。
まとめ:ズボラでもOK!継続できる家計管理スタイルを見つけよう
管理法 | 特徴 | おすすめタイプ |
---|---|---|
ざっくり家計簿(週1) | 毎日つけなくてOK。大まかな把握でOK | 多少手間をかけても振り返りたい人 |
現金封筒分け | 見た目で使える額が分かる。支出管理がしやすい | 現金派、感覚的に管理したい人 |
逆算型貯金ベース | 支出は記録しない。貯金額重視 | 最低限の記録だけで済ませたい人 |
自動家計簿アプリ | 口座やクレカを連携して自動記録 | スマホ慣れしている人 |
お金の不安は「見える化」で減らせる
毎日きっちり家計簿をつけなくても、「自分に合った方法」で把握できていれば十分です。
家計管理は頑張るものではなく、整えるもの。
続けられるやり方で、無理なくお金の流れを味方につけましょう。
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