■ 結論:70歳繰り下げは「思ったより得ではない」
よくネットで言われるのがこれ👇
👉「年金は70歳まで繰り下げると42%増えるから絶対お得!」
これは半分正解で、半分間違いです。
なぜなら…
👉 それは“額面”の話だから
実際に受け取るのは
👉 税金+社会保険料が引かれた“手取り”
ここに大きな落とし穴があります。
■ そもそも「42%増」とは?
年金の繰り下げは
👉 1ヶ月あたり0.7%増加
つまり
- 65歳 → 70歳(60ヶ月)
- 0.7% × 60ヶ月 = 42%増
例:月15万円の人
- 65歳受給 → 月15万円
- 70歳受給 → 約21.3万円(+6.3万円)
👉 一見めちゃくちゃ得に見えます
■ しかし「手取り」はこうなる
ここが本題です。
年金は以下が引かれます👇
- 所得税
- 住民税
- 国民健康保険 or 後期高齢者医療保険
- 介護保険料
■ リアルな手取り比較(モデルケース)
● 前提
- 単身
- 他収入なし
- 年金のみ
【① 65歳受給】
- 額面:月15万円(年180万円)
控除後👇
- 税金ほぼゼロ〜軽微
- 保険料あり
👉 手取り:約13.5万円
【② 70歳受給】
- 額面:月21.3万円(年255万円)
ここで問題発生👇
👉 課税ラインに入る
結果👇
- 所得税:発生
- 住民税:発生
- 保険料:増加
👉 手取り:約16.5万円
■ 衝撃の事実
額面差
👉 +6.3万円
手取り差
👉 +3万円前後
👉 増えた分の半分が消える
これが“手取りの罠”です。
■ 損益分岐点は何歳?
では「何歳まで生きれば得なのか?」
■ シンプルに比較
65歳受給
→ 早くもらえる(5年間分先取り)
70歳受給
→ 多くもらえるが開始が遅い
■ 手取りベースの現実
多くの試算で👇
👉 85歳〜86歳が損益分岐点
■ なぜこんなに遅くなるのか?
理由は3つ👇
① 税金が増える
年金増える
→ 課税対象になる
→ 手取り減る
② 社会保険料が上がる
👉 年金が高いほど保険料も上がる
特に後期高齢者医療制度は影響大
③ 5年間の「機会損失」
65〜70歳でもらえるはずの
👉 約800〜900万円
これを捨てている
■ 「5万円増える」は幻想?
よくある話👇
👉「繰り下げで月5万円増える!」
実際👇
👉 手取りは3万円程度
■ じゃあ繰り下げは損なのか?
ここ重要です👇
■ 向いている人
✔ 長生き家系(90歳以上想定)
✔ 貯金に余裕あり
✔ 長く働く予定
👉 これは繰り下げ有利
■ 向いていない人
✔ 早めに使いたい
✔ 健康に不安
✔ 貯金少ない
👉 65歳受給の方が合理的
■ 本質:年金は「保険」である
年金は投資ではなく👇
👉 長生きリスクへの保険
つまり👇
- 早く死ぬ → 損
- 長生き → 得
👉 これは“賭け”ではなく設計思想です
■ 現実的な戦略(おすすめ)
個人的にバランス型はこれ👇
■ ① 65歳受給+投資
👉 もらいながら運用
■ ② 67〜68歳で繰り下げ
👉 税負担を抑えつつ増額
■ ③ 一部だけ繰り下げ
👉 国民年金だけ繰り下げなど
■ まとめ
✔ 42%増は“額面の話”
✔ 手取りは実質+3万円程度
✔ 損益分岐は85歳以上
✔ 税金・保険料が最大の敵
👉 「繰り下げ=正解」ではない
👉 正解は
「自分の寿命・資産・働き方」で決まる


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