1級は“月8万8260円”に!支給件数で最も多い障がいとは?
障害年金は、病気やけがによって日常生活や就労に支障が出た場合に支給される社会保障制度の一つです。
2026年度(令和8年度)の年金額が物価・賃金の変動を反映して改定され、1級の月額が8万8260円に増額されることが発表されました。
2月は支給月でもあり、受給者にとって大きな節目になります。この記事では、その最新情報と制度の全体像をわかりやすく解説します。
① 2026年度の障害年金はなぜ増えるのか?
障害年金の金額は、毎年の物価や賃金の変化をもとに見直されます。
2026年度(令和8年度)は、総務省が公表した「平均の全国消費者物価指数」に基づき、厚生労働省が年金額を改定しました。
特に1級の月額が
➡ 月額8万8260円
に引き上げられるのは、生活費の上昇を受けた改定です。
② 障害年金の仕組み:基礎と厚生の2階建て
障害年金は2つの柱で成り立っています。
🧱 障害基礎年金
- 国民年金への加入期間がある人が対象
- 2級以上が支給対象(1級は2級の1.25倍)
🏢 障害厚生年金
- 厚生年金保険に加入していた人が対象
- 基礎年金に上乗せされる仕組み
- 「3級」もあり、症状や納付実績に応じた給付がある
③ 1級と2級のおおよその金額(2026年度)
参考までに最新の月額目安は以下の通りです(令和8年度改定後)。
| 等級 | 月額目安 |
|---|---|
| 1級(障害基礎年金) | 約88,260円 |
| 2級(障害基礎年金) | 約70,608円 |
| 障害年金生活者支援給付金(1級) | 約7,025円 |
※ 厚生年金加入者はここに報酬比例分が上乗せされます。
④ 障害年金の支給日はいつ?
障害年金は、老齢年金と同じく 「偶数月の15日頃」 に2か月分がまとめて振り込まれます。
つまり2月は、12月・1月分の支給月にあたります(具体的な日は年によって前後します)。
⑤ 支給件数で最も多いのは「精神・知的障害」
厚生労働省と日本年金機構の統計によると、2025年〜2026年にかけて支給決定された件数のうち最も多いのは、**「精神・知的障害」**でした。新規受給でも再認定でも、この分野が大きな割合を占めています。
具体的には👇
- 精神・知的障害の新規裁定が全体の約67%
- 再認定が約79%
と報告されています。
うつ病、統合失調症、発達障害などが含まれており、身体の障害だけでなく精神面のサポートニーズも大きくなっていることが背景にあります。
⑥ 年金+生活支援給付金などの関連制度も増額
障害年金本体だけでなく、低所得者向けの支援制度である障害年金生活者支援給付金も引き上げられています。
これは、障害年金受給者の生活をさらに支えることを目的に設けられた制度です。
重度身体障害者や児童を対象とする各種手当も同様に見直しが行われ、生活全体の底上げが図られています。
⑦ 障害年金制度は「備え」としても重要
障害年金は、病気やケガが原因で日常生活に支障が出る場合の**“最後のセーフティネット”**です。
障害者手帳の有無に関わらず、対象となる障がいであれば請求できる可能性があります。
申請には「初診日の証明」「納付要件の確認」など条件がありますので、気になる方は早めに窓口や専門家に相談することが大切です。
まとめ:2026年度、障害年金は増額&支給の実態を知ろう
- 2026年度の障害年金1級は月8万8260円に増額された。
- 支給件数で最も多いのは「精神・知的障害」。
- 障害基礎年金と厚生年金の“2階建て”構造を理解しよう。
- 支援給付金や手当も増額され、暮らし全体を支える制度設計。
障害年金は「自分には関係ない」と思いがちですが、誰にでも起こり得るリスクに備える大切な仕組みです。まずは制度の仕組みを理解しておきましょう。


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