国内の金小売価格が2万6000円台。
少し前までは「史上最高値更新!」と騒がれていた水準ですが、最近ではニュースを見ても驚かなくなってきました。
それもそのはず。
今の金価格は一時的な高騰ではなく、構造的に押し上げられている状態だからです。
もはや
「高すぎる金」
ではなく
「これが普通の金価格」
という空気が市場に広がり始めています。
なぜ2万6000円台が“当たり前”になったのか
理由は大きく3つあります。
① 円安が止まらない
国内の金価格は「ドル建て金価格 × 為替」で決まります。
たとえ国際金価格が横ばいでも、円安が進めば円建て価格は上がる。
今の日本は
- 実質金利が低い
- 金利差が埋まらない
- 円を積極的に買う理由が乏しい
この状況が続く限り、円建て金価格は下がりにくい構造です。
② 世界が「安全資産」を求めすぎている
地政学リスク、分断、戦争、制裁、政権不安――
世界はここ数年、「不安材料」だらけです。
株や債券は
- 政策
- 政権
- 金融機関
に依存しますが、金はどの国の信用にも依存しない資産。
その結果、
- 中央銀行
- 富裕層
- 機関投資家
が一斉に金へ向かい、価格を押し上げています。
③ 「下がる理由」が見当たらない
重要なのはここです。
金価格が大きく下落するには、
- 世界が安定する
- 金利が高止まりする
- 通貨への信頼が回復する
といった条件が必要ですが、どれも今は起きていません。
むしろ
「何かあった時の保険」
として金を持つ動きは、強まる一方です。
それでも「もう遅い」と思う人へ
よく聞く声があります。
「2万6000円はさすがに高値掴みでは?」
しかし、過去を振り返ると
- 1万円台 → 高すぎる
- 1万5000円台 → もう天井
- 2万円台 → バブル
と言われ続けてきました。
結果はどうだったか。
「高いと思った水準が、その後の安値になる」
これを何度も繰り返しています。
金は「儲ける資産」ではなく「壊れない資産」
重要なのは、金の役割です。
金は
- 一気に儲けるための資産ではない
- 何かが壊れた時に価値を守る資産
株や不動産が
「増やす資産」
だとすれば、金は
「失わない資産」。
2万6000円台が当たり前になってきた今、
市場はすでに
「守りのフェーズ」
に入っているとも言えます。
まとめ:2万6000円台は通過点かもしれない
✔ 金価格2万6000円台は一時的な高騰ではない
✔ 円安・世界不安・中央銀行の動きが支えている
✔ 「高いから危険」ではなく「必要とされている」価格
✔ 金は不安な時代の“保険”として機能している
数年後、
「2万6000円台の頃はまだ安かった」
そう振り返る日が来ても、何も不思議ではありません。


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