日経平均2日連続で史上最高値更新――6万円到達は現実味を帯びたのか?
2026年2月の東京株式市場が、再び歴史的な局面を迎えています。
日経平均株価は2日連続で史上最高値を更新。マーケットでは再び「高市トレード」という言葉が聞かれるようになりました。
一部では
「日経平均6万円到達は短期的にもあり得る」
という強気な見方も浮上しています。
果たして、今の上昇は一時的な“お祭り相場”なのか。
それとも、もう一段上のステージに入ったのか。
現状を整理しながら、今後の株価の行方を考えてみます。
📈 今のマーケット状況(2026年2月)
2026年2月9日〜10日の東京市場で、日経平均株価は2日連続で史上最高値を更新しました。
10日の終値は約5万7650円。取引時間中には5万8000円台に迫る場面も見られ、市場の強さを印象づけています。
今回の上昇の背景には、複数の要因が重なっています。
- 米国株式市場の堅調な推移
- 世界的な成長投資マネーの回帰
- 日本企業の業績改善期待
- 円安基調の継続
そして、その中でも特に注目されているのが、
政治テーマとしての「高市トレード」再燃です。
🔥 “高市トレード”とは何か?
「高市トレード」とは、
高市早苗総理(高市政権)への期待を背景に、日本株が買われる相場テーマを指します。
もともとは、
高市氏の自民党総裁選勝利、そして総理就任への期待が高まった局面で、
- 財政出動への期待
- 成長投資・安全保障関連支出の拡大
- 企業活動を後押しする政策姿勢
こうしたイメージが先行し、株式市場に資金が流入しました。
これまでの流れを整理すると
✔ 総裁選・総理就任への期待で日本株が急伸
✔ 日経平均が5万円を突破し、史上最高値を更新(2025年)
✔ 「噂で買って、事実で売る」形で一度は調整
✔ しかし再び政策期待が意識され、“高市トレード”が再燃
典型的な短期テーマ相場でありながら、
完全に終わったテーマではなく、市場に残り続けているのが特徴です。
📊 今後の株価見通し
🔹 短期(数週間〜数カ月)
6万円台到達は、短期的にも十分あり得る
足元のマーケットでは、
「年内に6万円台半ばまでの上昇シナリオも織り込んでよい」
という声が市場関係者から出ています。
背景にあるのは、
- 政策期待の再燃
- 海外株式市場の追い風
- 日本株への海外マネー流入
- 高値更新による“踏み上げ相場”
史上最高値を更新すると、
「売りたい人が減り、買わざるを得ない人が増える」
という需給の歪みが生まれやすくなります。
その結果、理屈以上に株価が走る局面が訪れるのも、相場の常です。
ただし、短期には注意点も
- 上昇スピードが速すぎる
- 過熱感が強まりやすい
- 利益確定売りが一気に出やすい
特に、**心理的節目(6万円)**では、
一度大きな調整が入る可能性も十分に考えておく必要があります。
🔹 中長期(数カ月〜1年)
中長期で見ると、今回の上昇は
単なる「高市トレード」だけでは説明しきれません。
市場では、以下の構造的な上昇要因が意識されています。
✅ 日本株全体の上昇トレンド継続
(5万円突破後も、押し目を作りながら切り上げ)
✅ AI・半導体関連を中心とした成長テーマへの資金流入
✅ 政策期待が企業業績に与える中長期的な影響
特に、
「日本株はまだ割安」という海外投資家の視点は根強く、
短期調整があっても、下値では買いが入りやすい構造になっています。
⚠️ リスク・警戒ポイント
もちろん、楽観一色で見るのは危険です。
🟠 過熱感による調整リスク
急上昇局面では、理由のない下落も起こります。
特に指数寄与度の高い大型株が売られると、
日経平均は一気に数千円単位で動く可能性があります。
🟠 海外マーケットへの依存
米国株、米金利、為替、地政学リスク――
日本株は引き続き海外要因の影響を強く受けます。
🟠 政治・政策の不確実性
政策期待が先行しすぎた場合、
実際の政策内容とのギャップが失望売りにつながるリスクもあります。
🧭 まとめ:今後どう向き合うべきか
✔ 日経平均は明確な上昇トレンドにあり、短期で6万円台到達の可能性は十分ある
✔ 中長期では、日本株を取り巻く構造的な追い風は続いている
✔ ただし、急騰局面ほど「調整は突然来る」ことを忘れてはいけない
相場はいつも、
「強気の時ほど慎重に、弱気の時ほど冷静に」
が求められます。
“高市トレード”は再燃していますが、
大切なのはテーマに踊らされることではなく、
自分がどの時間軸で、どんなリスクを取るのかをはっきりさせること。
歴史的な相場だからこそ、
一歩引いて、冷静に向き合いたいところです。

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