【日本昔話×投資】こぶとりじいさんに学ぶ、他人と比べる投資の落とし穴

イソップ寓話 昔話

「お隣さんは資産を増やしているのに、自分は全然ダメだ…」
「SNSではみんな爆益。自分も何かしなきゃ!」
そんなふうに他人の成功を見て焦った経験、ありませんか?

実はこの「比較して焦る心」、**日本昔話の『こぶとりじいさん』**にも通じるものがあります。
今回はこの昔話をベースに、「投資の心構え」について考えてみましょう。


🧓 昔話『こぶとりじいさん』のあらすじ(簡略版)

優しく人柄の良いおじいさんは、ある日山で鬼たちの宴に出くわします。
怖がらずに一緒に踊ると、鬼たちはその姿を気に入り、顔のこぶを「明日も来るように」と預かってくれました。

それを見た欲張りで意地悪なおじいさんは、自分もこぶを取ってもらおうと鬼たちのもとへ。
しかし彼の踊りはつまらなく、鬼たちは怒って彼のもう一つの頬に新しいこぶを付けてしまいます。


📉 この話から見える“投資の落とし穴”

1. 他人の成功をマネしてもうまくいかない

意地悪じいさんは、最初のじいさんの成功(こぶを取ってもらった)を見て、同じことをすれば同じ結果が得られると信じました。

しかし、投資もまったく同じです。

  • 友達が仮想通貨で稼いだから自分も買う
  • SNSで注目されてる銘柄に飛び乗る
  • 有名投資家の真似をして失敗する

これは「表面だけをなぞった投資」であり、中身が伴っていないと逆効果になるのです。

2. 自分のペースを乱すと、余計なリスクを背負う

意地悪じいさんは焦って「自分も成功したい」という気持ちで無理をしました。

これは投資で言えば、

  • 本来のリスク許容度を無視して大きく張る
  • 長期投資が合っていたのに短期に手を出す
  • 焦って高値で買ってしまう

といった行動に繋がりやすく、結果として損失を招く可能性があります。


🧘 投資に必要なのは「比較」ではなく「一貫性」

  • 他人の利益は気にしない
  • 自分の資産状況と向き合う
  • 自分に合った投資スタイルを見つけて貫く

こういった姿勢が、最終的には**大きな実り(複利や安定した資産形成)**を生むのです。


✅ まとめ|「隣の芝生」は青く見えるけど、土台が違う

「こぶとりじいさん」が教えてくれるのは、焦らず、他人を羨まず、自分の道を貫くことの大切さです。

投資の世界では「行動の一貫性」が何よりも価値を持ちます。
他人と比べるより、「昨日の自分」と比べて少しずつ前進することこそが、確実な投資成功の道です。


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