過去の暴落を「地図」にする──データが教える、相場回復の法則

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投資をしていると、いつか必ず「暴落」に出会う。
その時、人は「もう戻らないのでは」と感じてしまう。
だが、歴史を振り返ると、どんな危機の後も市場は回復してきた。
恐怖の渦中では見えにくいが、過去の暴落の記録こそ、未来を照らす地図になる。


■ ITバブル崩壊(2000〜2002年)

2000年、ハイテク株の熱狂がピークに達し、NASDAQはわずか2年で約78%下落した。
S&P500も2000年3月から2002年10月までに約49%の下落を記録。
しかし、2007年には再び高値を更新した。
回復までの期間:約5年。

バブル崩壊は投資家に深い傷を残したが、次の上昇相場(リーマン前)への基盤を築く期間でもあった。
時間がかかっても、経済の成長力が市場を押し上げることを示した例だ。


■ リーマン・ショック(2008〜2009年)

世界金融危機でS&P500は約57%下落。
だが、2013年3月には完全回復。
回復までの期間:約4年半。

この間も、積立を続けた投資家は平均取得単価を下げ、結果的に大きなリターンを得た。
「暴落時に市場を離れなかった人」が、次の上昇をまるごと享受した。


■ コロナ・ショック(2020年)

2020年3月、S&P500は1か月で約34%急落。
だが史上最速のV字回復を果たし、同年8月には高値を更新。
回復までの期間:わずか5か月。

現代の金融政策対応の速さ、企業の順応力、グローバル資本市場の強さが示された。


■ 暴落の「共通点」と「時間軸」

暴落名下落率回復期間備考
ITバブル約49%約5年テクノロジー過熱の反動
リーマン・ショック約57%約4年半世界金融危機
コロナ・ショック約34%約5か月急落から史上最速の回復

過去20年を振り返ると、どんな暴落も「5年以内」に回復している。
つまり、5年間積立を止めない覚悟があれば、暴落を恐れる必要はない。
時間が市場の味方になることを、歴史が証明している。


■ 「データが安心をくれる」投資へ

暴落は避けられない。
だが、回復もまた避けられない。
過去の地図を見れば、未来への不安は小さくなる。

投資とは、短期の値動きを読む競技ではなく、
「歴史が繰り返すサイクル」に身を委ねる旅のようなものだ。

暴落のたびに積立を止める人もいる。
しかし、止めなかった人だけが、次の回復を“自分の資産”にできる。

データが教えてくれるのは、勇気ではなく「継続の根拠」だ。
だからこそ今日も、静かに積み立て続けよう。

Just keep buying.

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