自己投資という言葉は、近年あらゆる場面で耳にする。
英語を学ぶ、資格を取得する、本を読む、スキルを磨く。
どれも将来の自分を良くするための行動だが、今日・明日で収入が増えるわけではない。
そのため、多くの人は途中で挫折する。
「意味はあるのか?」「この努力は正しいのか?」
そんな 正解の見えない不安 に打ち勝てず、自己投資を途中で手放してしまうのだ。
しかし自己投資とは、もともと“やさしい世界”ではない。
むしろ 自分の弱さと向き合わなければならない最も厳しい投資 である。
■ 自己投資は、自分の弱さと対峙するプロセス
自己投資の本質は、「行動しない自分」「逃げ癖」「言い訳」といった
自分の弱点と向き合うこと にある。
・本を買っただけ
・セミナーに行っただけ
・スクールに申し込んだだけ
これは“行動した気になっているだけ”で、実質的な成果はゼロ。
むしろ お金を使った分だけ元本割れ とさえ言える。
一方、投資信託は“お金が働く”仕組みだ。
市場に資金を投入すれば、そこから先は企業が稼ぎ、
世界経済の成長が自動的に複利となって資産を押し上げてくれる。
しかし自己投資は違う。
働くのは「お金」ではなく「自分」 である。
お金は誤魔化せないが、自分は簡単に誤魔化せる。
その差が、自己投資を難しくしている最大の要因だ。
■ 厳しいからこそ、価値がある
それでも、自己投資に価値がある理由は明確である。
そこで得られるのは、以下のような“市場に左右されない資産”だ。
- スキル
- 自信
- 選択肢の広がり
- 稼ぐ力
- 生涯の自由度
これらは、株式市場が暴落しても失われない。
インデックスファンドの評価額が一時的に減ったとしても、
自分が積み上げた能力は、誰にも奪われない。
つまり自己投資とは、
お金による投資とはまったく別の軸で、自分の人生を豊かにする資産形成だ。
■ 自己投資に“魔法”はない
楽して伸びる、簡単に人生が変わる──
そんな魔法は存在しない。
自己投資とは、
自分を鍛え、変え、行動し続けるという「地味だが最強」の投資 である。
だからこそ、そこから生まれる成果には計り知れない価値がある。
時間をかけて磨いた能力は、働く市場・景気、
さらには年齢すら超えて、自分の未来を支え続ける。
自己投資とは、厳しい世界だ。
しかし、それゆえに強靭で価値ある資産となり、
人生を選べる自由をもたらしてくれる。


コメント