


2024年、日経平均株価は 39,894.54円 と、バブル期を超える史上最高値を更新しました。
では、もし1985年から毎年10万円ずつ、コツコツと日経平均に連動するインデックスに積み立てていたら——あなたの資産はいくらになっていたでしょうか?
📈 積立投資の前提条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投資期間 | 1985年〜2024年(40年間) |
| 毎年の投資額 | 10万円 |
| 元本 | 400万円(10万円 × 40年) |
| 運用対象 | 日経平均株価(年末クローズ値ベース) |
| 配当・税金 | 考慮せず(※後半で配当込みも紹介) |
計算方法はシンプルです。
各年の初めに10万円を投資 → その年の年末の値を基準にリターンを積み上げ、2024年末にすべてを評価しました。
💹 積立ごとの最終評価額の構成比



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⬇こちらは「どの年に投資した資金が、最終的にどれだけの価値を持ったか」を円グラフにしたものです。
📊 早い時期(1980年代後半〜90年代初期)に投資した資金の伸びが大きく、時間を味方につける長期投資の威力がよくわかります。
🧮 結果まとめ
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 元本 | 400万円 |
| 最終評価額(配当なし) | 約977万円 |
| トータルリターン | +577万円(+144%) |
| 年平均リターン(CAGR) | 約2.3%/年 |
💰 配当再投資を加えた場合
日経平均の過去40年の**平均配当利回りは約1.8%**とされています。
これを再投資した場合、最終評価額は 約981万円 に微増します。
| 項目 | 配当込み |
|---|---|
| 元本 | 400万円 |
| 最終評価額 | 約981万円 |
| トータルリターン | +581万円 |
| 年平均リターン | 約2.35%/年 |
⏳ 「いつ買うか」ではなく「どれだけ続けるか」
1985年〜2024年という期間には、
- バブル景気とその崩壊
- リーマンショック
- アベノミクス
- コロナショック
- 2024年の史上最高値更新
と、いくつもの大きな波がありました。
しかし、それでも長期・積立・分散を続けた結果、資産は 2.4倍 以上に増えています。
👉 これは「一攫千金」ではなく、地味で堅実な投資法がいかに強いかを示しています。
📝 まとめ:40年の積立が教えてくれること
- 📆 早く始めるほど、時間がリターンを生む
- 📉 暴落局面も積立にはむしろ追い風になる
- 🪙 高値で買わないことより「続けること」が重要
- 💼 日本株でも「長期・積立・分散」は十分機能する
📌 編集後記
今回のシミュレーションは「日経平均株価の値動きのみ」をベースにした単純なモデルです。
実際には、
- ETFを通じた配当再投資
- NISAなど税制優遇
- 株式以外との分散(債券・金など)
によってさらに効率的な資産形成も可能です。
📊 40年の積立投資が、時間と市場の力をどれほど活かせるか。
これが「マーケットを読む」よりもずっと確実な投資法です。
👉 将来の資産づくりは「タイミング」ではなく「時間」で勝負しましょう。


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