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「年金って、将来ほんとにもらえるの?」
「iDeCoやNISAって、どれを使えばいいの?」
──そんな声が増えています。
たしかに、**公的年金は「老後の土台」**にはなりますが、
それだけでは“ゆとりある生活”には届かないのが現実です。
この記事では、公的年金の仕組みと限界を整理しつつ、
iDeCo・NISA(新NISA)をどう組み合わせていくかを、
わかりやすく解説します。
🧓 そもそも「公的年金」って、どのくらいもらえる?
日本の公的年金は「2階建て構造」。
階層 | 名称 | 対象 | 年金額(月額)目安 |
---|---|---|---|
1階 | 国民年金(基礎年金) | 全員 | 約65,000円(満額) |
2階 | 厚生年金 | 会社員・公務員など | 約14〜15万円(平均) |
※月額20万円程度の夫婦世帯年金が“モデルケース”
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実際の生活費平均は月25〜28万円ほど。
→ 毎月5〜8万円の不足があると言われています。
💡 その不足分をどう埋める?自助努力の選択肢
そこで注目されるのが「iDeCo」と「NISA」。
制度名 | 特徴 | 老後向き度 | 税制メリット |
---|---|---|---|
iDeCo(個人型確定拠出年金) | 掛金が全額所得控除・老後専用口座 | ◎ | 節税◎・運用益非課税・受取時控除あり |
新NISA(成長投資枠+つみたて枠) | 目的自由・年間360万円まで非課税 | ◯ | 運用益非課税・売却自由 |
📊 組み合わせ戦略|“土台”と“上乗せ”の発想で
資産の柱 | 具体例 | 役割 |
---|---|---|
公的年金(国民年金+厚生年金) | 毎月自動でもらえる“土台” | 基本生活費の確保 |
iDeCo | 60歳以降に受け取る“年金上乗せ” | 老後の安心資金 |
新NISA | 自由に使える“使い勝手のよい資産” | 旅行・医療・趣味などのゆとり費用 |
💡 ポイント:年金=定期預金、NISA=自由預金、という感覚
🧠 ライフステージ別!どう使い分ける?
① 20〜30代|“時間”を味方に!積立で資産形成
- 少額でもOK:NISAで長期投資スタート
- 余裕があれば:iDeCoで節税しながら年金上乗せ
- 転職が多くてもOK:iDeCoは個人で持ち運び可能
② 40〜50代|“老後準備”を本格化
- iDeCoは節税メリットが大きくなる時期(所得が多いため)
- NISAでは“引き出し自由”な資産も確保しておく
- 教育費などとのバランスを見て調整を
③ 60代以降|“取り崩し戦略”がカギ
- iDeCoを年金形式で受け取り、税負担を軽減
- NISA資産は一括で使う・少しずつ取り崩すも自由
- 公的年金を繰下げすれば、安定収入を増やせる!
📌 ケース別シミュレーション:iDeCo+NISAの効果
パターン | iDeCo活用 | NISA活用 | 老後資金の見込み |
---|---|---|---|
Aさん(年収400万・35歳〜積立) | 月1.2万円積立、65歳まで | 月1.5万円を新NISA | 合計:約2,000万円(利回り3%想定) |
Bさん(年収600万・45歳〜積立) | 月2万円をiDeCo | 月3万円を新NISA | 合計:約1,500万円(利回り3%想定) |
✅ 節税メリット含めると、実質の“投資効率”が大きく向上
🔚 まとめ|公的年金+自分年金の“2.5階建て”で備える時代へ
ポイント | 要点 |
---|---|
公的年金だけでは不足しがち | 平均で月5〜8万円のギャップ |
iDeCo=節税しながら老後資金を準備 | 60歳まで引き出せないが、その分貯まりやすい |
新NISA=自由に使える資産形成口座 | 途中引き出し可、成長資産づくりに有効 |
両方使って、老後の“安心と自由”を両立 | 税金+運用+生活のバランスがカギ |
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