


📊 過去20年の金価格の上昇を振り返る
まず、2002年から2023年までの金相場(円建て)をざっくり振り返ってみましょう。
| 年 | 平均価格(円/g) |
|---|---|
| 2002年 | 1,296円 |
| 2012年 | 4,321円 |
| 2022年 | 7,649円 |
| 2023年 | 9,589円 |
20年でおよそ 7.4倍 の上昇です。
しかもこの表には載っていませんが、2025年現在、金価格はすでに 1g=22,000円台 に達しています。
つまり、過去に「2040年頃にはこの水準になる」と言われていた価格に、たった 2年ほどで到達 してしまったことになります。
🧮 仮にこのまま金価格が上がり続けたら…
金価格の長期上昇率は年平均 約10%前後 でした。
ただし今回は、より保守的な 年率5% でシミュレーションしてみます。
現在価格を 22,000円/g として、5%成長した場合👇
| 年 | 想定価格(5%成長) |
|---|---|
| 2030年 | 約31,000円 |
| 2035年 | 約39,500円 |
| 2040年 | 約50,000円 |
📈 なんと 2030年頃には3万円台に突入、
2040年には5万円近くになる計算です。
💸 なぜここまで急上昇しているのか?
この異例の上昇には、いくつかの背景があります。
- 世界的なインフレ圧力
米国・欧州を中心に、金融緩和の副作用としてインフレが定着しつつあります。
インフレ時には「価値が減らない資産=金」への需要が高まります。 - 地政学リスク
ロシア・ウクライナ情勢、中東不安、米中対立など、不透明な国際環境は金需要を押し上げる要因。 - 各国中銀による金買い
ドルへの依存度を減らすため、各国の中央銀行が金保有を増やしています。
🪙 3万円台は“いつ”やって来るのか?
この上昇ペースを考えると、
以前のように「3万円は2040年頃」という見立ては、すでに 現実に追い越されています。
現状のまま進めば、2030年前後に3万円を突破し、
さらにその先、4万円・5万円台も 現実的な射程 に入ってきます。
🧭 もちろん「予想はあくまで予想」
もちろん、金価格は為替や金利、世界情勢によって大きく変動します。
リーマンショックやコロナショックのような大きな出来事があれば、短期的には下落もあり得ます。
ただし、長期トレンドでは一貫して上昇してきたという事実は変わりません。
✅ まとめ
- 金価格は20年で約7倍に上昇
- 2040年を待たず、すでに2万円台を突破
- 5%成長でも2030年頃に3万円台が射程圏内
- 世界情勢・インフレ・中銀買いが背景
📝 一言でいうと:
「3万円は遠い未来の話」ではなく、
2030年には現実の数字になる可能性が高い。
遊び感覚の“勝手予想”ではありますが、
この数字を見ると「金が持つ底堅さ」を改めて感じずにはいられませんね。


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