■はじめに:「トークンって、結局なんなの?」
仮想通貨やWeb3の話題になると、よく出てくる単語──
「トークン」。
「ビットコインとかイーサリアムと何が違うの?」
「コインとは別なの?」
「ゲームの中のポイントみたいなもん?」
…なんだか曖昧な存在。でも実は、超わかりやすい例えがあります。
それが──
👉 「町内通貨」=トークン という考え方です。
■町内通貨とは何か?:ローカルで使えるお金のイメージ
たとえば、あなたの住む町内会や商店街で「〇〇ポイント」という通貨が発行されたとしましょう。
- 地元の八百屋さんで使える
- カフェのドリンクが割引になる
- ボランティア参加でポイントが貯まる
- イベントで使うと特典がつく
このように、**特定のコミュニティ内だけで通用する“価値の単位”**が町内通貨です。
現金とは違うけど、「信用」や「活動」によって得られたり、使えたりします。
■トークンとは?:その町内通貨がデジタル化したもの
Web3の世界では、デジタルで管理される町内通貨=トークンと考えると、とてもスッと入ってきます。
- トークンは、あるコミュニティ(プロジェクト)内で流通する通貨や証
- 特定のアプリ、ゲーム、SNSなどで利用される
- 保有していることで特典や発言権、配当的メリットがあることも
- ブロックチェーン上に記録され、改ざんできない
つまり、町内会がデジタル化しただけ。
■町内通貨×トークンの構造を図解すると…
概念 | 町内通貨(アナログ) | トークン(デジタル) |
---|---|---|
発行主体 | 商店街、町内会 | プロジェクト、DAO、企業 |
使用範囲 | 地元商店街やイベント | プラットフォームやWeb3空間 |
取得方法 | ボランティア、参加 | 貢献、購入、ステーキング |
使い道 | 割引、参加賞、物々交換 | ガバナンス投票、NFT購入、特典 |
保管場所 | スタンプカード、紙の券 | デジタルウォレット |
■たとえば、こんなトークン=町内通貨的な使われ方
▶ DeFi(分散型金融)系のトークン
→ そのサービス内で手数料割引、報酬配分に使える。
▶ ゲーム系トークン(例:Axie Infinity)
→ プレイによって稼ぎ、ゲーム内で消費。
▶ DAOのガバナンストークン
→ 「町内会の投票券」にあたる。「今度のイベント、夏祭りにする?花火大会にする?」みたいな。
▶ ファンコミュニティのトークン
→ 所持してるだけで、限定コンテンツや参加権が得られる。まさに“ファンクラブ通貨”。
■トークンの本質とは?:「価値=つながり+信用」
トークンの価値は、単なる価格ではありません。
**どんな町内(コミュニティ)で、どれだけ信頼されてるか?**で決まります。
つまりトークンとは──
✅ そのコミュニティにおける「信用の証」
✅ 時に「ありがとうのカタチ」
✅ 「参加と交換の媒介」でもある
■まとめ:トークンは“インターネット上の町内通貨”だった!
「トークンって難しそう」と感じていた方も、
“町内会のスタンプカード”の進化形と考えれば、とても親しみが湧くはず。
Web3やブロックチェーンの話も、
“身近な暮らし”に置き換えてみれば、ぐっと理解しやすくなります。
あなたも一度、「どんな町内(プロジェクト)に属して、どんな通貨(トークン)でつながっていきたいか」──そんな目線で、Web3の世界を見てみませんか?
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