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「年金って、早くもらったほうが得?」
「いや、繰下げて増やしたほうがいいでしょ?」
──そんな声が聞こえてくる令和の今。
人生100年時代。
“いつ年金を受け取るか”は、思った以上に大きなお金の決断です。
この記事では、繰上げ・繰下げそれぞれのメリット・デメリット、
そして自分に合った判断のヒントをわかりやすく解説します。
🧭 年金は「65歳」が基本。でも前倒しも後ろ倒しもOK!
受け取り方 | 可能年齢 | 月々の受給額 | 備考 |
---|---|---|---|
通常受給 | 65歳 | 標準額 | 現在の基準 |
繰上げ受給 | 60〜64歳 | 最大▲24%減 | 1ヶ月早めるごとに▲0.4% |
繰下げ受給 | 66〜75歳 | 最大+84%増 | 1ヶ月遅らせるごとに+0.7% |
✅ 繰上げ=早くもらえるけど額は少なめ
✅ 繰下げ=遅くなるけど増える!しかも一生その額!
🐺 繰上げ派のあなたへ|「とにかく今、必要!」な場合は?
こんな人に向いてます:
- 60歳以降に収入が激減する
- 貯金が心もとない
- 健康に不安がある
💡 ポイント
生活費の不足を補いたいなら、有効な手段です。
ただし、一度選ぶと変更不可なので注意!
🐺 繰下げ派のあなたへ|「老後の安心」を強く求めるなら?
こんな人に向いてます:
- 働き続ける意欲と体力がある
- 長生きリスク(=長寿)に備えたい
- 他に収入源(年金以外)がある
💡 ポイント
月々の年金額が大きくなるため、80歳以降に“元が取れる”ケースが多い。
長生き前提なら“最強の投資”とも言われます。
💬 じゃあ、結局どっちが得なの?
✅ 繰上げの損益分岐点 → 約77歳
(=77歳より早く亡くなれば「繰上げ」が得)
✅ 繰下げの損益分岐点 → 約82歳
(=82歳より長く生きれば「繰下げ」が得)
とはいえ、これは単純計算上の話。
実際は「健康」「仕事」「家族」「貯蓄」など多面的に判断を。
🧠 決める前に!3つのチェックポイント
チェック項目 | YES/NOで見るべき視点 |
---|---|
健康状態は良好か? | 長生きが見込めるなら「繰下げ」が安心 |
他に収入源はあるか? | 働ける or 資産があるなら「繰下げ」可 |
今の生活に年金が必要か? | 必要なら「繰上げ」で生活安定を優先 |
🔚 まとめ|「人生設計から逆算」が最適な選択に
タイプ | 向いている選択肢 |
---|---|
今すぐ生活費が必要 | 繰上げ受給(60〜64歳) |
健康で働ける/資産がある | 繰下げ受給(66〜75歳) |
長く生きる可能性を重視 | 繰下げで将来の“安心感”UP |
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「いつもらうか」は、“いつまで生きるか”と“どう生きるか”の戦略です。
答えはひとつではありません。
大事なのは、「なんとなく」ではなく、自分で納得して決めること。
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